逆子

妊娠8ヶ月頃(妊娠28週~31週)に逆子と診断され、当院にご相談にみえる方や、最近はお医者さんから鍼灸を勧められてくる方も増えています。 胎児が小さいうちはお腹の中でぐるぐる動き回るため、逆子も自然に直りやすいですが、妊娠30週を過ぎると自然には戻らないと言われています。

原因01

お腹の張りが強い

冷え性やストレス、不安感から、お腹の張りが強いケース。

原因02

子宮の硬さや形

初産で子宮が硬い場合や、子宮の形や羊水量が異常な場合。

原因01

胎児

へその緒が巻きついて動けない、胎児が大きい、双子(多胎)などのケース。

こんな症状でお悩みではありませんか?

  • お医者さんから「逆子」と診断された
  • 逆子体操をしても直らなかった、逆にお腹が張ってしまった
  • 張り止めの薬を飲んでも、動悸がするだけで直らなかった
  • 帝王切開や外回転術はできるだけ避けたい

逆子の原因は様々ですが、逆子のままだと破水したり、難産になったり、障害や新生児仮死を招くリスクが高まるため、分娩までに直らなかった場合は、通常帝王切開をすることになります。

治療法

不妊鍼灸

鍼灸で逆子が直る確率は、妊娠8ヶ月目で約90%、妊娠9ヶ月目で約80%、妊娠10ヶ月目でも約74%という報告があります。平均的には3~8回程度で直る方が多いですが、予定日の前日や帝王切開の当日になって逆子が直ったケースもあるため、タイムリミットは出産当日までです。

いずれにしても、できるだけ早くに始められた方が直る確率は高いため、お早めにご来院ください。

当院では主に、足の内くるぶしの上にある「三陰交(さんいんこう)」や小指にある「至陰(しいん)」などのツボに、鍼やお灸の刺激を与えて子宮筋の緊張を緩め、胎児が動きやすいようにしていくことで逆子を直していきます。

(参考文献:お灸で骨盤位(逆子)が治る